春の撮影シーズン到来、桜とうまく撮れない場合は梅がオススメ

2015年2月26日公開 / 2015年7月14日更新

テーマ：成人式、前撮り

コラムカテゴリ：趣味

春もすぐそこまで来ました。

弊社でもこれから特に成人式の前撮りや1月の成人式で良い写真が残せなかった方の後撮りも
増えて来る時期です。

そして、皆様やはり桜の咲く頃に撮りたいというご希望が多いのですが、
絵になるように撮るには考えて撮影しないと思ったようには上手くいきません。
桜は離れてみている時と、実際に桜の前に立って写真を撮った時とでは随分イメージが
違ってしまいます。
せっかく振袖姿とピンクの花びらのコントラストを想像していたのに後ろに写っているのは、
黒い幹の部分ばかりで花が画面に入らないことありませんか？

それは、桜が意外に高い位置に咲いていることから遠くに風景として見ていると綺麗ですが、
人物絡みはなかなか難しい訳です。
比較的枝垂れ桜は下の方まで垂れ下がってきますが、そんな枝垂れの周辺には人だらけで
撮影は順番待ちですね。

そして、もう一つ厄介なのは桜の花びらが意外に白いので、写真にすると思っていたより
色目のない写真になることです。
以前、色黒の方の振袖選びのコラムでも書きましたが、肌色を明るく見せようとすると
着物の色も同時に明るくなり白っぽく写ってしまい本来の色が出ません。
桜を絡めて振袖など撮る時も少し色黒のお嬢さんなら顔色に
カメラの露光を合わせると大概は桜も着物の色も薄くなってしまいます。

そこで、意外に絵になるのが「梅」です。低い位置に花が咲き、なにより花の色が濃いです。
下の写真を見て下さい。人の高さに絶妙に梅が絡み花も人物もとても綺麗に写ります。
観光客もまだ少ない京都では、梅の咲くこの時期実は撮影にはもってこいの時期なのです。