これからの京都コムニタスの進む道

井上博文

井上博文

テーマ:京都コムニタスとはどんな塾か?

なんとも大げさな表題ですが、そんな大それたことを書くわけではありません。
引っ越しが終わり、塾生の方々にはご迷惑をおかけしていますが、もう自習に来てもらったり、授業に来てもらったりと、新生コムニタスは動き出しています。
無数の段ボールは、1階事務室のものは、有能な事務長の超速処理で、なんと段ボールがなくなっていました。2階の井上部屋の段ボールは・・まだ10数個あります。本棚はキャパいっぱいになりつつあり、前はどうやってこれが本棚に収まっていたのかがわからなくなって、考え込んで余計な時間が過ぎています。

京都コムニタスは、世がコロナ禍に襲われて以降、その波をどのように受け止めるかを考えてきました。おそらく多くの予備校や塾はオンラインを導入してきたと思いますし、私たちもそうです。この時代は、オンライン必須の時代になりました。もはや教室に20人や30人を押し込んで授業をするという方向性は、少なくとも予備校産業においては「退行」と捉えられるでしょうし、「戻す」と捉えられるでしょう。だから、予備校の中には完全オンラインに舵を切ったところも少なくありません。仏教学会も多くはオンライン開催になっていますし、日本人生哲学感情心理学会の研修もオンラインでしています。
(今度10月2日は私の講義があります)
学会開催のオンライン化については、議論がありますが、進化と捉える向きもすくなくありません。私も学会はオンラインにして、対面が必要なら別の機会を設ければ良いと考える派です。

しかし、オンライン導入の時代はもう終わりを告げており、今からはオンラインの有効活用の時代に入っており、より質の高いオンラインが必要な時代になったと考えています。便利グッズは程なく「当たり前」になるのは世の常で、「当たり前」になってからが重要で、携帯電話のように「必需品」として、様々な選択肢とともに進化を続けていくか、あるいは埋もれて忘れ去られてしまうか、という方向性になります。

私たち京都コムニタスは、オンラインと教室対面の併用を進めてきました。元来、アットホームな雰囲気を出したくて、かつての校舎には畳の部屋がありました。前回の校舎には畳の部屋はできなかったのですが、新校舎は一軒家ですので、文字通り「ホーム感」が出ています。座椅子とこたつを置いてみようかと思っているのですが、「人をダメにするソファ」を置くのは反対されましたので見送りです。
その意味で、オンラインの洗練と、教室は、以前よりもアットホームな雰囲気を出すということを目指して、新生コムニタスとなっていきます。
ちょうど、そんなことを考えているこの頃に、先日、岡山大学の先生から、この「コムニタス」について講演をするようにご依頼をいただきました。私もあらためて原点を考えていた時でしたので、即決でお受けしました。詳細は、また正式になった時点でお知らせしたいと思います。
コムニタスの考えは、当塾で言うならば「建学の精神」ですので、これを忘れず、邁進していきたいと思っています。


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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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