なんと11回目の誕生日

井上博文

井上博文

テーマ:雑感

昨年文末に「やや鬱陶しいと思われるかもしれませんが、来年の11回目にもまた報告ができるように精進していきたいと思います」と書きましたので、今年も11回目の報告です。今年もやってきてしまいました。塾を始めたころは20代だったことを思えば、「長くやらせてもらえてるな」と思っています。とはいえ、感慨にふける年でもないのでまだまだこれからの思いで毎年書いています。
最近は、よく知らない業者から「おめでとうございます。500円あげるからさあ買い物をしろ」という主旨のメールがたくさんきます。ラッキーと思って買い物をする人がどのくらいいるのだろうと疑問に思います。

夏に、中学の時の担任の先生が校長になったということで、会いに行ってきました。その際に聞いたのが、以前に私の世代の同窓会があったそうで、写真を見ると、ほとんど誰かがわからなくなっていました。なくなった先生もいるとのことでした。諸行無常ここにありです。
塾内もできるだけ変化をつけるようにして、諸行無常に飲み込まれないようにしようと意識していますが、自分とてこれだけ変化しているということになかなか気づけないものです。「しんどい」と思うとそれが永遠に続くと思いがちですが、そんなことはありません。「幸せ」も同様です。自分がどう変わったか、自分がどう変わりたいか、何もしなくても変わりますので、枯山水の庭の如く自然に抵抗しているように見せて、人工的に自然に逆らわないようにすることも大事だと思う今日この頃です。

年齢を重ねることは、ネガティブな面もありますが、長く生きているだけでも、いろいろな意味があるとも思えるようになってきます。常に状況をよくしようと思って生きていると、平常はうまくいっているように思えないのですが、何年かたつとそれなりに成長を感じられると、自分のたてた成長戦略が、必ずしも間違いではなかったことに気づけます。今年はコロナ禍で、ハロウィンネタもどこへやらで、世の中がひっくり返っていますが、それでも成長しているところはしています。全ての産業が壊れてしまったわけではありません。成長戦略の中に適応力を想定していることは、とても大切なことだと実感しています。適応力はバランス感覚によりますので、バランスの取れた成長をこれからも描き続けたいと思います。

とはいえ、やはり年齢を感じざるを得なくなってきました。最近、「残りあと何年生きられるか」という疑問が頭をちらつきます。同い年の生徒さんから「老眼鏡必要でしょ?」と聞かれ、「いいえ」というと「そんなことあるはずない」と言われましたが、焦点が合うまでの一瞬のタイムラグをちょっと我慢している自分が確かにいます。動体視力が落ちているような気がしつつあります。まだ老眼鏡はいらないはずです。いつまで抵抗し続けられるかはわかりませんが、1年後、いろいろ報告できるように、精進したいと思います。



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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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