臨床心理士の魅力-やりがい編
毎年同様のコラムを書いていますが、この時期多くの方々から質問を受けますので、年々少しずつ変化してきている部分も併せて書きたいと思います。周知の通り、公認心理師ができて、臨床心理士指定大学院のあり方に変化が生じています。この時期は毎日のように受講相談に来ていただいていますが、私がどの人にも、いつも言うのは、臨床心理士指定大学院に行くことを決意した方は、予備校に行く、行かないかは別にして、まず決めないと行けないことは、概ねの学校を決めることです。一つだけにするのか、複数受験するのかだけでも、状況はかなり変わります。ただ、「行きたいところに行ってやりたいことをする」この基本姿勢だけは忘れないようにしておく必要があります。日本の大学受験は歪んでいますので、ほとんどの人が「行きたくなかったけれど、合格した中で一番偏差値の高い大学に行って、学部、学科は何でもいい、入ってしまえば一緒」こんな考え方はいまだに当然のごとく受け止められています。
臨床心理士指定大学院の場合、複数受験するのが妥当だと思います。それは、安全策という側面だけではなく、今や全国にかなりの数があります。日本臨床心理士養成大学院協議会によれば、2018年の段階で173校の指定大学院があるとされています。今は少し減っているかもしれませんが、それでもかなりの数の指定大学院があります。やはり自分に合った学校を探すことが重要です。なんと言っても大学院修了の学歴は、自分の人生にとって非常に大きな影響を持ちます。特に臨床心理士指定大学院は臨床心理士の資格に直結しますので、尚、その選び方とそこで受けた教育が重要になってきます。これからは公認心理師に向けた教育も重要な選択基準になると考えられます。公認心理師は卒論や修論など研究はありませんが、国家資格であることの強い自覚と関係行政論、法律の知識は豊富になければなりません。教員の力量がむしろ問われます。そのため様々な情報が必要になります。
指定大学院の選択基準としては、①臨床心理士、公認心理師両資格を取得できる。今の段階で公認心理師をお持ちの方は別ですが、いずれもない方は、まずここを調べましょう。場合によっては公認心理師にしか対応しない大学、臨床心理士指定大学院をやめてしまった大学もあります。
②実習について、真摯に質問に答えてくれる大学院。私自身も経験がありますが、この質問をすると露骨に嫌な顔をされることがあります。今の段階でそういった大学院はおすすめできません。
③公認心理師カリキュラムが目に見える状態になっている大学院
④公認心理師希望者が全員取得できる大学院
⑤臨床心理士しての訓練、特に心理検査、アセスメントなどたくさん経験が積める大学院
とくにこれは重要です。就職の時にどのテストができるかを聞かれます。あるいは大学院でどのテストを経験しているかも聞かれます。これは学校によってかなりの格差がありますので、しっかり調べておきましょう。
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