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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

公認心理師試験 振り返り⑧児童虐待

2018年10月24日

テーマ:公認心理師になるには

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

問10、11は脳に関する問題で、私には何も言えませんので、当塾の解説チームに任せます。今回は問12です。
「児童虐待について、正しいもの」を選ぶ問題です。これは、問2と同系統の問題です。児童虐待等虐待の問題は公認心理師にとって非常に重要です。今回の試験でも複数の関連問題が出ていました。以下、問題に触れます。詳しい解説は当塾の解説チームのものをご参照いただければと思います。ここでは、要点のみ述べます。

① 主な虐待者は実父が多く、次に実父以外の父親が多い。
厚労省によれば、これは実母が最も多く、その次に実父のようです。

② 身体的虐待、心理的虐待及び性的虐待の3種類に大別される。
これらに「ネグレクト」を含めた4種です。

③ 児童虐待防止法における児童とは、0歳から12歳までの者である。
「十八歳に満たない者をいう」とあります。(第2条)

④ 児童の目の前で父親が母親に暴力をふるうことは、児童虐待にあたる。
心理的虐待の定義として、児童虐待防止法第2条第4項に「児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力の身体に対する不法な攻撃であって生命又は身体に危害を及ぼすもの及びこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動をいう」という一文があり、父親が母親に暴力をふるうことはこれに相当することから、これが正答でしょう。

⑤ 児童虐待防止法が制定されて以降、児童虐待の相談対応件数は減少傾向にある。
厚生労働省によると、平成29年度の速報値においても、13万を超える件数が上がっており、増加傾向にあるようです。




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