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コラム

完璧主義よりベスト主義

思考方法

2017年12月7日

完璧主義が良くないということは、誰でも言うことです。しかし、完璧主義がどのようなもので、それの何がどういけないのかについて、明確に言える人はあまりいません。REBTは完璧主義はイラショナルビリーフと考えます。完璧主義というのは、(多くの場合漠然と)高い目標をたてて、あるいは自分への期待値を高く設定して、それを完璧に実行しようとします。そもそも具体的な目標をたてたとしても、それを実行し、クリアしないといけないという決まりはありません。「クリアするに越したことはないけれど、クリアできなくても、自分なりにやれるだけやればいい」はずです。しかし、完璧主義者の中には、この目標がクリアできないと自分を責める人が少なからずいます。このような人は、何かに「しんどい」状況に追い込まれがちですし、その状況で何かをしてもうまくいかないケースがほとんどです。
先日、福岡国際マラソンで大迫傑選手が素晴らしい成績をあげて3位に入りました。今、世界のマラソンは、急激にレベルアップしており、日本は取り残されています。一昔前はケニア人留学生が高校駅伝で学び、自国に帰って、オリンピックのマラソンで金メダルを取るという選手も出ました。しかし、現在では、ケニアは世界中のマラソン選手が学ぶ場になっており、日本式のトレーニングは時代遅れになっています。大迫選手は企業をやめ、アメリカに渡りトレーニングを積んでいます。2015年に5000メートルで素晴らしい日本記録も出した、現在この国の最高峰のランナーです。少し前にボストンマラソンという難コースのマラソンを走り、素晴らしい成績を出し、マラソン適性をしましました。その上で福岡国際マラソンへの出場でした。今回の福岡は一流選手が並び、オリンピック最終選考会への参加権獲得がかかっていることもあって、注目されていました。3代目山の神も出場していました。多くの選手がタイムの目標設定をする中、大迫選手は、一貫して、先頭争いをすることを宣言していました。試合後、大迫選手は100%出し切ったことを言い、彼より上位の二人は自分の100%を上回ったのだという表現をしました。タイムは特に気にしなかったそうです。他の日本人選手と比べて、全く異なった考え方で臨んでいたことがわかります。今の日本人選手は、目標タイムを設定して、ペースメーカーにひたすら着いて行き、耐えられるだけ耐える我慢大会の設定になっています。我慢大会は、たいていの場合、目標をこえるということはありません。目標は「我慢の限界」だからです。これで完璧主義のランナーが失敗して、自分を責めるという構図が繰り返された場合、日本人選手が伸び悩むのもよくわかります。大迫選手は完璧主義で臨むのではなく、ベスト主義で臨んだのだと思います。ベストを尽くし切ったと言えることが重要で、また次の日からベストを尽くし、次の試合もベストを尽くすのだと思います。そこにタイムはあまり関係ないようです。完璧主義よりベスト主義がこれから必要な考え方ではないかと思っています。



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