言葉の選択能力を高めましょう
最近受けた質問です。確かに事前リサーチでも前例がなければ、こればビックリです。しかし、あわててパニックになっても良いことは何もありませんので、まずは、頭を落ち着けましょう。この種のサプライズは倍率の高い入試で起こりがちです。そういった看護学校、助産学校では、少し警戒しておく方が良いでしょう。しかし、本番ではそんなこと言ってる場合ではありませんので、対策をうつ必要があります。集団討論で大切なことをリストにすると、
①チームプレイであることを認識すること
討論はディスカッションであって、ディベートではありません。皆で情報をたくさん出すことがポイントであって、敵を作ってその人の論を崩しにかかることではありません。皆で協力して、たくさん情報が出せるように環境整備することを意識しましょう。
②攻撃をしない
チームなので、攻撃をすると機能しなくなります。対戦者がいるとすれば、そこにはいない他のチームということになりますが、あまり想定をする必要はないでしょう。自分のパフォーマンスをしっかりしましょう。
③情報提供をしましょう
よく、自分の意見ということが言われていますが、それよりも情報提供意識を持ち、今自分の手にある情報を総動員しましょう。また、自分の得意分野の情報、特に数字を思い出しましょう。例えば、青山学院大が箱根駅伝で、10時間50分を切った、くらいが思い出せれば、何秒まではなくても大丈夫です。それをするだけで頭が情報提供モードになります。助産学校を受けるなら、最新出生率や子宮頸がんワクチンによる副作用の問題に関わる数字を、もし調べる時間があれば調べても良いと思います。
④問題設定
討論をするには、全員で共通のトピックについて語り合うことが必要なのですが、問題設定がないと討論になりません。この疑問をもつ訓練をしましょう。その上で「皆で話す問いの設定をしましょう」と主張しましょう。問題設定は一つ以上あっても構いませんが、出されたお題に即した疑問を設定しましょう。また、こういった急な場合、あまり複雑なトピックは避けて、最近の時事問題を思い起こしたり、あるいは休憩時間に調べる時間があれば、スマホで最新ニュースを見るのも一つの方法です。(使用禁止ならダメですが)
⑤問題に対する回答と証拠を出すようにセットする
回答と証拠が合っていなければ主張にはなりません。この点は即興であるかどうかは関係ありません。また証拠の質が高いほど良いので、そこを意識しましょう。証拠の質は数字で担保されることが多いので、具体的な数字を出せるようにしておきましょう。
⑥意外に見られる人間性
どの様な人材が欲しいかは、分野によって異なりますが、助産師など医療系は、リーダーシップ性が問われることが多いので、意識しましょう。ただし、リーダーシップは難しいので、苦手な人は、即興の場合は無理する必要はありません。リーダーシップ性を示すために、司会者になるのはおすすめできます。以前と比べて、評価も高くなっている場合が多いです。即興の場合こそ、司会をとってみましょう。
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