イタドリ

井上博文

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テーマ:雑感

先日、四国の人と話していて、イタドリ談義になりました。
イタドリをどうやって食べるかという重要トピックです。
イタドリをご存じない方のために、
イタドリというのは、こんな植物です。




山菜と言っていいのか
どうかはわかりませんが、食べられます。
私には春(だけ)の味です。この時期、筍と同じで、
どこからともなくわさわさ生えてきます。
随分前に、美山で食べたものがとてもおいしかったと記憶するのですが、
私の中ではあまり高級なイメージはなく、大衆の山菜といったイメージです。
見つけ次第、早く収穫しないと、すぐに固くなって食べられなくなります。
(四国の人はこれを「たける」と言っています)
だから、ハンターたちは、たける前に柔らかい上に大きめの獲物を狙っています。

酸味があって、塩漬けにしたものを、塩抜きしてから食べるのが、我が家では
通常です。ご飯がいくらでも食べられます。酒が好きな人には、たまらない一品という
(上記の)人もいます。
写真のものは滋賀県の道ばたに生えているものです。残念ながら、この状態のものは
たけているので、食べられません。
が、周辺を見てみると、すでに収穫された跡があり、ハンターが持って行ったのでは
ないかと思われます。
イタドリは四国でかなり有名だそうですが、どこなりと生えていて、
道の駅などでも売っています。天ぷらなどにするそうです。
四国はどこでも空海伝説があり、イタドリも弘法大師様が
食べられるようにしてくれた、という(逸)話も聞いたことがあります。
真偽のほどは知りません。

私に登録されている春の味は、このイタドリと、明石出身なので、イカナゴのくぎ煮です。
このにおいと味で、自分も春を思い出します。


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