世界陸上に思うこと

井上博文

井上博文

テーマ:雑感

受験には関係ありませんが、今年は世界陸上があり、
昨日開幕しました。女子マラソンで、銅メダル獲得
情報がありました。苦戦必至でしたので、本当に
すばらしいことです。また高校生で100メートル
9秒台に迫る選手が出て、スポーツも年々レベルが
上がっていることを感じますし、日本人アスリートも
それに遅れまいと挑み続けるところに、スポーツの
すばらしさを感じます。私も一応スポーツ選手でしたので、
塾での指導もスポーツコーチングの理論をかなり
取り入れていますし、指導者と選手の関係については
最も重視するところです。近年は指導のあり方も大きく変わり、
体罰なども減少してはいるようですし、合理性を追求した
指導方法が定着しつつあるようです。ただ、その分、
選手と指導者の関係がどちらかというとビジネスライクに
なっており、結果のみを追求することを合理と考える
傾向が強まっているということも否めません。
私はいつも言うように結果が全てと考える方です。
だから、結果追求のみにすべてを費やすことを実は否定しません。
ただ、私はある種の抜け道として、結果を一つにせずに
たくさん用意するように心がけています。1位でなければ
2位、3位、4位、5位もありだと伝えています。
受験は合格か不合格かしかないように見えてしまいますが、
実は10人合格すれば、1位から10位まであるのです。
場合によっては15位くらいまで合格することもあります。
だから私は金メダルだけを取らせる指導者ではありません。

最近、プロ野球でも、中日の山本昌広投手は47歳、
サッカーの三浦知良選手は46歳といった具合に、
選手の現役年齢が明らかに以前より高まっています。
残念ながら今回途中棄権になったマラソンの野口選手は35歳と
他のスポーツに比べても選手寿命の短かった陸上でも、
同様の現象が起きています。これもやはり結果のとらえ方の変化が
起こったからではないかと考えています。
しかし、一方で金メダルだけを結果と考える傾向も余計に
強くなっている空気もあります。今回も複数の一流アスリートが
ドーピングに引っかかり、出場できないということがありました。
やはり結果を広げてあげることが、指導者には必要なのだと
思います。


大学院・大学編入受験専門塾 京都コムニタス
京都コムニタス公式ブログ
京都コムニタス看護学校進学部
リクルート大学院&大学ネット
龍谷ミュージアム

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼