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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

阪神大震災から18年

2013年1月18日

テーマ:雑感

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

私は兵庫県の出身で、阪神大震災の時は
大学生でした。忘れもしない1月17日、
その日は大学のテストの日で、徹夜で
勉強をしていたので、一部始終覚えています。
私の背中側に淡路島があったのですが、
突然、光った(ような気がした?)ため、
雷か?と思って振り返った瞬間、ザルか何かに
乗せられて振られているように揺れました。
前日にも震度3くらいの地震があったので、
なんとなく、地震か?くらいは思いましたが、
何が起こっているか理解はできませんでした。
台所の皿が円盤みたいに飛んだ、と思った瞬間
電気が切れ、真っ暗になり、とりあえずこたつに
頭を突っ込んだことだけ記憶しています。
地震が止まり、地鳴り?がなんともおぞましい音を
たてていましたが、とりあえず家族は無事で、
私はすぐに外に出て車のラジオをつけ、情報を
集めようとしました。ラジオも混乱しており、
何が起こっているかを把握できていない様子で、
震度も言うことがバラバラの状態でした。

しかし、夜が明けてくるころになると、事態は
かなり深刻であることがわかり、とりあえず様子を見るために
車を走らせました。私の地域は被害はそれほどではなく
まず、水の確保だけするために、どこが無事かを探し、
結局姫路の友人まで水をもらいに行きました。
その時はまさか六千人もの死者が出るほどの震災だとは
全く思っていませんでした。大きな地震と災害の関係が
つながっていなかったのです。津波が来るなどという
危機感も知識もありませんでした。かりに東北のような
津波が来たら、どうなっていたかわからないような
行動をとっていたと思います。

今や地震と災害はすぐにつながると思いますが、それは
阪神大震災の教訓があったからだと思います。
今は京都コムニタスの塾生も阪神大震災はテレビでしか
見たことがない事件だという人も多く、世代が変わってきています。
そして、驚くほど早く年月がたっているという事実もつきつけられます。
(ちょっとショックなくらい年齢差を感じます)
しかし、このような早くも生じた震災を知らない若い世代に
震災の教訓を伝えることも大切だと思います。
復興も大事ですが、過ぎ去ったものは帰ってきません。
コミュニティが死んでしまったとか、箱物ばかりの復興など
意味がないという人は多くいますが、ただ批判するのではなく、
その金を若者に回すアイディアが必要です。
これからを担う世代のために、良いシステムを作る契機になるなら
震災も意味があったと思える日が来るのではないかと思います。


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