不思議にたどりつくには面白いことが大切
龍谷大学大宮学舎で、日本仏教心理学会が
開催され、午前中参加してきました。
私は、仏教学とREBT の関係を形にすることを
仕事の一つとしています。その関係もあって
仏教心理学という新たな分野は、私にとって
是非取り組まねばならない課題と捉えています。
今回参加したもう一つの理由は、京都大学教授の
カールベッカー氏が講演をされるということも
ありました。
今、当塾の生徒で、死生観、グリーフケアについて
研究を書きたいと考えている人がおり、カールベッカー氏は
まさにその分野の人であるからです。ちょうど先月のコラムでも
書きましたが、
http://mbp-japan.com/kyoto/kyotocommunitas/column/6569/
文藝春秋でカールベッカー氏が、末期患者としての医師と対談を
していました。この二人の死のとらえ方は、私には独特に見えました。
しかし、今日の講演を聴いて、私たち日本人がどのようなものを
忘れつつあるのかについて、教えられたこともたくさん
ありました。この講演については、あらためて書きたいと思います。
学会に出て、この本が入手できたのも収穫でした。以前、買いそびれて
放置していると書店からなくなってしまい、後悔した経験がありますが、
重版されたとのこと。
『愛する者の死とどう向き合うか』
私は死生学を専門とはしませんが、身近な者の死について
まだ経験をしておらず、あまり年季の入った見解を示すことが
できません。 また日本人に適合したREBTを構築するには、仏教が
必要だと私は考えていますが、仏教的死生観を自分なりに学んで
おかねばならないと以前から考えていました。
その意味では非常に良い一冊です。
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