言論の自由、発言の自由、解釈の自由
悪い講師の典型が授業が独りよがりな人です。
自分の趣味を授業の中に盛り込んで、
「これも出るかもしれませんから・・」
と言って、知らない生徒に
「そんなことも知らないの?」
という発言をして、心理的優位に立ちたがる人です。
これも愚か者の類ですが、生徒のことなど一切考えていない典型です。
生徒のためではなく、自分のために授業をしているタイプです。
講師の仕事は生徒が何がわからないのかを把握して、
それをわかるように、導くことが必要なのです。
例えば、英語の授業で“used”が出たとします。
このままだと動詞の過去形と過去分詞の二つの可能性が
あるのですが、無視するわけにもいきません。
生徒の訳を聞いて怪しいなと思えば、生徒に
いずれと判断したのかを聞いて見る必要があり、
そして明らかに間違っており、例えば過去分詞という
言葉が出てこなければ、use-used-usedの三変化を
提示すれば、多くの人は過去分詞という言葉が
引き出されます。
講師はこうして引き出すことこそが重要なのですが、
ここで「そんなことも知らないの?」
とやられてしまうと、あらゆる可能性が閉ざされてしまいます。
また、こういった自分を優位にするように演出する
ための発言は許されざるものです。
このような講師は、多分ですが、人(多くは親)から
褒められることがいいことで、
常に褒められていないといけないのでしょう。
誰も褒めてくれる年齢でなくなると、
他者(生徒)を落として、自賛するという
極めて非生産的な有り様になってしまうのだと思います。
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