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コラム
濃度の濃い出会い?!?―むしろ肉声、肉筆のリアリティーに心が動く時代―Ⅰ
2021年11月12日
[「微妙な違い」というところが大事なポイント]
私は既に8年以上地域のFM放送に番組を持ち、毎月30分、ビジネスについて私が思うところ、新しく仕入れた知識などをパーソナリティーとの掛け合いでしゃべっています。
私の重要な情報発信手段の一つなのですが、これはインターネットを通じたブログやコラム、フェイスブックでのコメントなどと明らかに異なる性格を持っています。
それは、どう表現すればいいのか、なかなかお伝えするのが難しい微妙な違いでもあります。
この「明らかに異なる」けれど、それを伝えようとすると「微妙な違い」というところが、この相違点の特徴であり表現するのが難しいポイントでもあるのです。
それは「肉声の持つリアリティー」とでも呼べばいいのでしょうか。
私が直接しゃべる声を、昔からある媒体の中でも最も慣れ親しんできたラジオの電波にのせてお届けする、ということを繰り返しています。
このアナログ感が聞いた人の感情に直接届く効果を高めているらしいのです。
まさか私の話を録音してまで聞く人はいないでしょうから、たまたまその時間その放送を聞いている人とは一期一会、一回こっきりの邂逅ということになります。
ただ、この出会いの濃さは、SNSなどでサラッと読まれる出会いとは明らかに異なる濃度を持っているように私には感じられます。
ラジオが、私がかねてより述べている多重的多層的情報発信の一端を担う重要な媒体の一つであることは間違いありません。
1回の放送中に、パーソナリティーが何回も口にする私の名前や会社名は、すでにかなりの回数を重ね、明らかにその後のお問い合わせに繋がっています。
同じく、地方紙やタウン誌など地元の紙媒体への投稿も似たような効果が得られます。
もちろん、印刷物ですので「肉筆」という訳ではありませんが、読者が自ら手に取った(触っている)紙上から読み取るという行為そのものが、一定のコミュニケーションの濃さを演出するのです。
パーソナリティとの掛け合いも、もう長く続けていますな。
つづく
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