- お電話での
お問い合わせ - 099-472-0620
コラム
日本の経営者は大きく意識を変えなければ・・・―経営者像の違いは企業のあり方を決定するのか―Ⅲ(おしまい)
2019年5月25日
[今のままの日本の経営リーダーでは、到底、彼らには勝てない]
料亭や黒塗りの高級車・・・いかにもステレオタイプな捉え方とはいえ、日本の経営者像に危機感を覚えた玉塚氏は、以下のように考え行動したのです。
―「今のままの日本の経営リーダーでは、到底、彼らには勝てない」と心底思った。
「彼らに伍していけるような経営者になりたい」とも思い、講演会があるといつも質問攻めにした。
「なぜ、思い立ったのか」「苦労はなんだったのか」「経営で心がけていることはなにか」等々。―
「今のままの日本の経営リーダーでは、到底、彼らには勝てない」・・・
これは、玉塚氏の言を待つまでもなく、近年あちらこちらで聞かれるようになってきた警鐘にも似た言葉であります。
日本のビジネスマンは、特に若き経営者候補であるビジネスマンはこのシビアな現実を肌で感じるべきだろうと思います。
残念ながら私の立場では、企業の、特に大企業のそういった状況は、映画やドラマで見たりマスメディアで読んだりと間接的に知る程度にしか理解していません。
しかし、玉塚氏の感じておられる危機感はなんとなくわかります。
実際、東京電力、シャープ、パナソニック、東芝・・といった第1級の日本企業が、経営者の力量不足によって破たん或いは危機的状況に追い込まれました。
私は、地方の中小企業を支援する立場ですが、これはなにも上記のような大企業にだけ言えることではないな、と、以前からつくづく感じています。
ここで、日本の経営者が大きく意識を変えなければ、ドミノ倒しのように破綻の連鎖が起きるのではないか、と危機感を抱いている一人なのです。
玉塚氏のような若くバイタリティーのある経営者に、大いに警鐘を鳴らしてもらい、日本の経営者像をガラリと変えて行ってもらいたい、と心から思います。。
関連するコラム
- 能力とリーダーシップ―経営者の資質のあり方について考えてみる―Ⅳ 2017-07-10
- 能力とリーダーシップ―経営者の資質のあり方について考えてみる―Ⅱ 2017-07-08
- 能力とリーダーシップ―経営者の資質のあり方について考えてみる―Ⅵ(おしまい) 2017-07-12
- 女性はパラレルに進めなければならない仕事を得意とする―経営学の世界でも注目する女性のリーダー像―Ⅲ 2019-01-21
- 成果を出す組織のリーダー像とは・・―経営学の世界でも注目する女性のリーダー像―Ⅱ 2019-01-19
コラムのテーマ一覧
- どーでもいいけど面白かったエピソード
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- どーでもいい話
- 危機管理について
- 専門性について考える
- 地方再生と地域活性化について考える
- ビジネスモデルについて考える
- 事業承継、後継者問題
- 新しい技術、時代について考える
- 業界について考える
- 歴史について考える
- 世代による考え方、行動の違いを考察する
- リーダーシップについて考える
- 日本の文化について考える
- 自分を振り返る
- 経営について考える
- 販売促進戦略
- 経営計画を考える
- コンサルティングについて考える
- 専門性を考える
- 新規事業(起業も含む)について考える
- ファッションについて考える
- 経済問題
- 人生を考える
- 社会問題
- 中小企業経営を考える
- 経営助言
- 経営革新支援
- マーケティング
カテゴリから記事を探す
海江田博士プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。