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海江田博士

有効な経営革新支援でより強い経営を目指すプロ

海江田博士(かいえだひろし) / 税理士

税理士法人アリエス

コラム

潜在的な能力は高いはずなのだが・・・―日本とアメリカの国民性の違いか・・変革へのプロセス―Ⅵ(おしまい)

2018年12月28日 公開 / 2018年12月29日更新

テーマ:日本の文化について考える

コラムカテゴリ:ビジネス

[リーディングカンパニーが出てこない]


ケント・ギルバート氏の言葉を、国内の企業活動に置き換えてみれば、また違う日本の問題点が見えてきます。

今の日本からは、かつてのソニーやホンダのように、新しいタイプのリーディングカンパニーが出現してきません。
彼らは世界を驚嘆させ、牽引したのです。

残念ながら、アップルにしろマイクロソフトにしろグーグルにしろアマゾンにしろフェイスブックにしろ、現在世界をリードしている新しいタイプの巨大企業はそのほとんどがアメリカ発です。
こういうタイプのリーディングカンパニーが日本からは出てきていません。

それどころか、シャープ、パナソニック、東芝、三菱自動車、三菱重工・・いずれも次々と様々な問題噴出です。
共通しているのは、かつて世界を牽引するほどのパワーやブランド力を持ちながら、おそらくその企業体質の問題で失速したということです。

これらの企業には、自社の悪い点は見えていたはずです。
何をしなければならないかはわかっていたのではないでしょうか。
それは、おそらくケント氏の言う
「異常なほど、変化という行動の失敗を恐れる。だから不都合は、取り返しがつかない規模にまで膨らむ。」
という悪弊が出た典型的な例ではなかろうかと思うのです。

これらの企業に限らず、日本の潜在的な能力は間違いなく高いと思うのですが、全くと言っていいほど結果がでていないのです。
ケント氏の言う
「試しに変えて、ダメなら元に戻せばいい」
くらいの気持ちでチェンジに向き合えばいいと思うのですが、日本人にそれができるでしょうか。



日本の夜明けは近いか・・・


おしまい

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