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コラム
少々偏っている魅力的な人物たち―頭がいいとは何を指すのか?―Ⅵ(おしまい)
2018年7月28日
こういう感じもいいなあ
[「個性的な人」でもかなり生きやすくなった今の日本]
さて、先述したように、近年脳科学の研究が進んできて、学校時代の勉強ができるばかりが頭の良さではない、ということが、一般的に知られるようになってきました。
そんな中で、更にはっきりしてきたのは、「天才」と呼ばれた人に「オールラウンダー的に頭のいい」といったタイプの人はまずいない、ということなのです。
モーツァルトにしてしかりアイン・シュタインにしてしかりスティーブ・ジョブズやイチローにしてしかりです。
彼らは突出した才能を発揮してはいますが、一般人として、「まとも」な感覚の持ち主だったかというと、大いに疑問符がつくタイプの人たちなのです。
ピカソなんて人は「まともじゃない」レベルを通り越して、あわや犯罪者と紙一重ではないか、と思えるくらいむちゃくちゃな人生を送っています。
しかし彼が、20世紀の美術界を代表する大天才だったことは、紛れもない事実であり、誰しも異論のないところでしょう。
まあ彼らは並外れた天才ですから、「別格」ということもできます。
ただ、そこのレベルまでいかなくても、世の中に少々偏った魅力的な人物というのはいくらでもいます。
以前は、そういうタイプの人たちはかなり生きにくかったのではないでしょうか。
そんな昔に比べれば、そういう「個性的な人」でもかなり生きやすくなったのが、今の日本なのではないかと思います。
それは、テレビなどに登場する様々な個性を持ったタレントなど見ていれば一目瞭然です。
彼らは、頭の良し悪しというよりも、各々の個性で自らのポジションを確保しています。
私も、これまで悩まされ続けてきた偏狭的な「頭のよさ基準」などに惑わされずに、気楽に生きていければ、と今思い始めています。
徐々にではありますが、その呪縛は、なんとか解けつつあるのです。
おしまい
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