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コラム
地方発展の大事な要素は?―観光産業に見る日本の産業構造の問題点―Ⅵ
2018年1月14日 公開 / 2018年1月15日更新
[常識を破るのは「よそ者」]
さてこうやって見てくると、様々な業界には先に述べたように
1、業界のタブー
2、業界のルール
3、業界の常識
といったものが存在しています。
それぞれ、それなりの理由があって醸成されてきたものではありますが、変化の激しい現代社会において、基本的にはその発展の阻害要因になっていることが少なくありません。
今後、これらの阻害要因を打ち破っていかなければその業界の成長発展はないと思います。
この点の解決策として、先のネットニュースでは次のように結んでいます。
― 地方においては、意思決定を既存の地元プレーヤーだけに任せない「ガバナンスの再構築」が非常に重要です。
このガバナンスの再構築によって、新たな資本や人材が流入したり、地域内での異業種への参入を促す必要があります。
そうすれば、日本の地方が保有するさまざまな資源は可能性から、実際に価値を生み出す段階へと移行していくのです。―
硬直化した地域社会の活性化には、しばしば
・若者
・馬鹿者
・よそ者
の力が必要である、と言われます。
それぞれ、若い人たちの力、これまでの因習や考え方を打ち破るタイプの人、地元のいきさつに縛られないよそから来た人材、といった意味でしょう。
中でも、ここで言われているように、いわゆる「よそ者」の力が今後の地方発展のポイントになりそうです。
というのは、よそ者は更なる力量を持ったよそ者を連れてくる可能性が大きいですし、何といっても資本の流入の入口になってくれる可能性が高いからです。
地域においても業界においても、それまでの因習や常識を破っていく新たな発想の人材が求められている、と言っていいでしょう。
美しい観光地には新しい切り口が大事。
おしまい
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