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コラム
世の中の業界のあり方について根本から考える―我々税理士の世界はどうなのだろうか?―Ⅳ
2017年11月10日
この、月々顧客を訪問して仕事をこなす方法を、「月次巡回監査」という堅苦しい言葉で、私の所属する「TKC」というグループでは表現しています。
「月次巡回監査」は、TKCグループでは極めて重要なポジションに位置付けられています。
TKCグループに所属する税理士にとって、「月次巡回監査」は、基本中の基本スタイルでありいわば錦の御旗のようなものです。
ところが、今回話した弟の言葉によると、そのTKC推奨するところの「月次巡回監査」体制に異を唱える勢力が現れているというのです。
それはどういったやり方かというと、
「訪問監査は手間と時間に無駄が多いので、事務所に来させる方式を採用する。」
というものらしいのです。
私の事務所では、基本的には月々お客さんの会社をこちらから訪問していますが、何人かのお客さんには事務所に来ていただいています。
確かに向こうから来ていただく方式ですと、わざわざ訪問する時間と手間が省けますのでありがたいことこの上ないことも事実です。
特に近年、遠くからのお問い合わせも多くなってきています。
過疎化が急速に進む我が地元では、訪問する導線がどんどん伸びてしまって、コストと時間がかかることが大きな問題になりつつあるのです。
日南海岸の美しい景色
本文とは特に関係ありません。
つづく
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