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コラム
「需要」と「欲望」について―消費の起爆剤が「欲望」ではなくなった今、改めてビジネスを考える―Ⅴ
2017年8月4日
村上氏はかつて「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」というロックバンドのアルバムを探して、お茶の水から新宿まで、レコード屋を全部廻ったことがある、と同じ「ゲーテ」への寄稿の中で書いていました。
私も学生時代、リーバイスの「MADE IN USA 502」(我々はGパンと言っていた。501ではありません。ジップフロントのアメリカ製502は当時も貴重だった。)をわざわざ探してアメ横の奥深くまで分け入ったことがあります。
先日書いたDCブランドに群がった若者たちも似たような心境だったのだろうと思います。
まだ満たされていない時代の「欲望と想像力」は、手に入りにくいものを手に入れたい、という点でシンプルです。
お腹いっぱいなのに、次の食べ物を考えなければならないような、現代の「欲望と想像力」は一筋縄ではいきません。
しかし、この複雑な命題に対する「解」を常に考えていかなければ現代のビジネスは成り立たないのです。
それは「欲望と想像力の復活」というよりも、より高次元な「欲望と想像力の創造」という途轍もなく難しい課題への挑戦かも知れないと思います。
あくまでも援護射撃的立場の我が職業ですが、こいつはサポートしていく甲斐がありそうな興味深い課題でもあります。
おしまい
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