- お電話での
お問い合わせ - 099-472-0620
コラム
MADE IN JAPAN・・・かつてのイメージについてⅠ
2017年5月18日
中国との間がずっとぎくしゃくしています。
現在、日本人の中国に対する国民感情は、とてもいいと言えるものではないでしょう。
そんな中でも、日本国内には「中国製(Made in China)」の製品が溢れかえっています。
ユニクロではほとんどが「中国製」でした。
近年他の国での生産にも着手しているようですが、まだまだ中国における生産ラインからは簡単には脱皮できないでしょう。
ユニクロのように生産管理、製品管理を徹底して行なっている場合はいいのですが、下手をすると「中国製」は粗悪品をつかまされることも多いのです。
偽物(ニセモノ)問題も後をたちません。
特に食品に関しては、私の家内などは「中国産」と表示してあるだけで決して買おうとしません。
これまでのマスコミの報道内容や食品事故、その後の中国の対応などを通じて、安全性において「中国製」を全く信用していないからです。
今後、中国が努力を重ねたとしても、一度付いてしまった悪しきレッテルを払拭するのには長い時間がかかることでしょう。
しかし、驚いたことに実はかつての日本にも同じことが言えたのです。
今の若い人には信じ難いことかもしれませんが、ちょっと昔まで「メイドインジャパン」は粗悪品の代表みたいに言われた時期があったのです。
城山三郎の短編小説に「メイド・イン・ジャパン」という作品があります。
確か昭和34年作のビジネス小説です。
細かいストーリーは割愛しますが、商社だかメーカーだかのビジネスマンが、自社で取扱う輸出商品に、国際ルールで「メイドインジャパン」と表示しなければならなくなって「そんなことをすれば海外市場で売れなくなってしまう!どうしよう。」と悩む話です。
その頃、労働賃金の安い日本は、今の中国のように世界の工場の役割を担っていました。
当時、安かろう、悪かろうのものを含めて大量の工業製品を世界に送り出していたのです。
つづく
関連するコラム
- 補助金ってなんだろう?―その本質と現実について考える―Ⅵ(おしまい) 2017-05-17
- MADE IN JAPAN・・・かつてのイメージについてⅢ 2017-05-20
- MADE IN JAPAN・・・かつてのイメージについてⅡ 2017-05-19
- 補助金ってなんだろう?―その本質と現実について考える―Ⅲ 2017-05-14
- MADE IN JAPAN・・・かつてのイメージについてⅣ(おしまい) 2017-05-21
コラムのテーマ一覧
- どーでもいいけど面白かったエピソード
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- どーでもいい話
- 危機管理について
- 専門性について考える
- 地方再生と地域活性化について考える
- ビジネスモデルについて考える
- 事業承継、後継者問題
- 新しい技術、時代について考える
- 業界について考える
- 歴史について考える
- 世代による考え方、行動の違いを考察する
- リーダーシップについて考える
- 日本の文化について考える
- 自分を振り返る
- 経営について考える
- 販売促進戦略
- 経営計画を考える
- コンサルティングについて考える
- 専門性を考える
- 新規事業(起業も含む)について考える
- ファッションについて考える
- 経済問題
- 人生を考える
- 社会問題
- 中小企業経営を考える
- 経営助言
- 経営革新支援
- マーケティング
カテゴリから記事を探す
海江田博士プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。