- お電話での
お問い合わせ - 099-472-0620
コラム
「100円のコーラを1000円で売る方法」を読んで―現代マーケティング理論と中小企業の現状―Ⅲ
2017年6月17日
長い間「プロダクトアウト」つまり「こっちが提供するものを黙って買っていればいいんだ。」という意識できた中小企業側には「マーケティング」という概念が希薄なのです。
・・・というところから中小企業のマーケティングは始めなければならないのです。
多くのマーケティング本は、大企業の企業内事情を前提に書かれており、中小企業の現状とはかなりかけ離れたものになっている、と私は感じています。
マーケティングに関する数々の著作を読みながらずっと疑問に感じていたのはこの点でした。
やる気満々で待ち構えている営業部隊に対して、周到なリサーチと充分検討された企画、販促のバックアップまできっちり準備された新製品を送り込む、といったプロセスが組めるのは、そういう部署がしっかりと組織作られている大手企業だけのはなしです。
こういったシチュエーションなど中小企業には望むべくもありません。
したがって、そのこと(立派な業務プロセス)を前提に書かれたマーケティング本など中小企業ではおよそ実際の業務とはほとんど接点がない、と私は思っています。
中小企業にはその立場をよくわきまえたマーケティングの解説が必要なのです。
私は常にその意識を持っていたので、例えばこのブログにしてもセミナー資料にしても、常に中小企業を念頭に置いたマーケティング的プロセスを心掛けてきました。
そうやって書き溜めた原稿やレジュメは今や相当な分量にのぼっています。
つづく
〔お知らせ〕
先日より、HP上の情報提供量をグンと増やしました。
私の事務所がご提供できるコンテンツを具体的にご紹介しています。
どうぞご覧になってみて下さい。
関連するコラム
- スタイリスト、「服育」の勧めⅡ 2016-10-07
- 地方商店街 衰退の原因 2015-03-28
- 地域企業の儲け方 ― 地元で20余年、儲かるためにやるべきこと ―Ⅰ 2016-10-10
- 顧客ニーズとウォンツについて―顕在化した需要と潜在的需要について考える―Ⅲ 2017-05-24
- 顧客ニーズとウォンツについて―顕在化した需要と潜在的需要について考える―Ⅱ 2017-05-23
コラムのテーマ一覧
- どーでもいいけど面白かったエピソード
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- どーでもいい話
- 危機管理について
- 専門性について考える
- 地方再生と地域活性化について考える
- ビジネスモデルについて考える
- 事業承継、後継者問題
- 新しい技術、時代について考える
- 業界について考える
- 歴史について考える
- 世代による考え方、行動の違いを考察する
- リーダーシップについて考える
- 日本の文化について考える
- 自分を振り返る
- 経営について考える
- 販売促進戦略
- 経営計画を考える
- コンサルティングについて考える
- 専門性を考える
- 新規事業(起業も含む)について考える
- ファッションについて考える
- 経済問題
- 人生を考える
- 社会問題
- 中小企業経営を考える
- 経営助言
- 経営革新支援
- マーケティング
カテゴリから記事を探す
海江田博士プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。