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コラム
あくまでもフィフティーフィフティー―進むのか、留まるのか、どうするかは経営者次第―Ⅰ
2017年2月7日
以前掲載されたコラムで、
「経営者にも2:6:2の原則があって、なかなか前向きになれない経営者のやる気に火をつけるのが我々の役割である。」
などと述べてきましたが、そんなことを考えていたら、先日、同級生で友人でもある経営者からこんなことを聞かれました。
「海江田、お前は、提案型の仕事を積極的に取り入れているようだけど、クライアントに何か提案するときは、80%90%の勝算が見込めてからのことなのか。」と。
私は即座に答えました。
「いや、提案するときはあくまでもフィフティーフィフティーだ。
うまくいくか、いかないか、の半々でしかない。
『成功の確率は?』と、問われればそう答えるしかない。」
友人は
「えっ、それで相手は乗ってくるのかよ。半々の確率で。」
と少し驚いています。
私は
「乗ってくるかこないかは相手の決断次第だ。
ただはっきり言えるのは、新しいことにチャレンジすれば、今言ったように
『うまくいくかどうかは50%50%、しかし、何もしなければ100%立ち行かなくなります。ダメになる時期が早いか遅いかの違いだけで、いずれ手詰まりになることだけは確実です。』
と、答えている。
つまり、何かにチャレンジすれば生き残れる可能性が50%は生まれるけれど、このまま昔からやっていたことの延長だけを続けていたのでは100%生き残れる可能性はありません、どっちを取りますか、と聞いているだけのことだ。」
と答えました。
いうまでもなく、これは経営革新(或いは経営改革)のことを言っています。
その経営者が所属している業界が、構造的な問題やビジネス環境の急激な変化によって、「経営改善」というレベルでは自らの事業が立ち行かなくなったときは「革新」が必要になってくるのです。
そんなとき私は「経営革新」の必要性を提案します。
冒頭の友人の言葉はそのことを聞いてきたのです。
つづく
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