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コラム
あくまでもフィフティーフィフティー―進むのか、留まるのか、どうするかは経営者次第―Ⅱ
2017年2月8日
経営者に「革新」を促すとき私は、「革新」の必要性とその方向性について多少のヒントを交えながら話をします。
それを受けて「革新」を決断するか否かは経営者の意思にかかっているのです。
そのとき仮に
「先生、あんたがそう言うんだから、うまくいかなかったときは責任取ってくれるんだろうね。」
と聞かれたとしたら、
「いえ、取りません。というか取れません。決断するのは社長で、責任を取るのも社長です。」
としか答えようがないのです。
そんな風に聞かれたことはありませんが、もししつこくそう問い詰めてくる経営者がいたら「だったらやめときなさい。」と言うだけのことです。
私の同業者の中には、責任を負わされるのが嫌なので提案型の仕事はしない、責任が取れないから提案はしない、という人もいますが、その考え方自体そもそも間違っていると思います。
或いは勘違いしているのです。
責任など負える訳がないのです。
しかし逆に、なんの提案もしなかった、改革や革新を何も促さなかった、としたら、担当企業が立ちいかなくなった時の責任は重いと思います。
私は冒頭の友人の質問に対してさらにこう答えました。
「成功する確率はあくまでもフィフティーフィフティーだ。
しかし、『もし社長が決断をしたならばこの50%の確率を70%、80%に上げていくサポートは全力でやりますよ。』と伝えている。
我々の立場では、そう答えるしかない。
フィフティーフィフティーの世界へ飛び込むかどうかを決断するのは最終的に社長の仕事だ。
ただ、その最初の決断がなければフィフティーフィフティーの世界に賭けることさえできない。」
要は、世の中が変化し自社の経営について、「改善」程度では追いつかず「革新」レベルで対応しなければならないタイミングが来ている経営者にとっては「決断」が必要だ、と言うことです。
まずは「決断」して一歩踏み出さなければ何も始まらないのです。
そしてその成功の確率を上げていくのは後の問題でしょう。
私達はその成功の確率を上げていくためのお手伝いをすることができます。
そのためのノウハウについては様々に勉強しているからです。
経営者は「革新」の決断をしたならば、会計事務所という便利な存在を上手に使っていただきたいと思います。
おしまい
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