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岸井謙児プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

Q:「子どもに接する時に注意したいことは?」 <2> 「落ちついて、近づいて、静かな声で」

岸井謙児

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テーマ:子どもとどう接すれば良いか

子どもに接する時、気をつけたいことの2つ目は、「落ち着いて、近づいて、静かな声で」

なぜこの3つが必要かと言うと、その逆の接し方を想像してみればすぐにわかります。

つまり
「落ち着いて」の反対は「興奮して」
「近づいて」の反対は「遠いところから」
「静かな声で」の反対は「声を荒げて」

興奮して、遠いところから、声を荒げて怒鳴るという接し方で、果たして子どもは聞く耳を持つでしょうか?

確かに大声で遠くから怒鳴れば、子どもは怖いからおびえて言うことを聞くかもしれません。
しかしそれはただ「怖いから」。
それでは、子どもの心に響くような接し方ではないでしょう。

少なくとも思春期に入った子どもにのような接し方をしては、火に油を注ぐようなものです。
相手が興奮していればしているほど、こちらは冷静に、寄り添って、静かに語りかけることが必要でしょう。

ところがこれを実践するには、こちらのこころの平静さを保つ必要があります。
こちらが興奮したり、激昂していては出来ません。
感情的な関わりは子供に心の壁を作らせるだけです。
だれでも自分が脅かされるときは、自分を守ろうと身を固くするものですから。

お互い興奮し合って、火に油を注ぎ合う事だけは避けたいものです。



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岸井謙児
専門家

岸井謙児(臨床心理士)

カウンセリング・オフィス岸井

カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

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