使用期間を考えて作っているのか②~乾かしてから工事を進めたか?
このコラムで取り上げた二つの事例を見て、一体何年使用すると考えて住宅を作っているのかと思いこのコラムを作りました。傷みやすい場所をどう作るかは使用期間に影響するからです。
ではなぜこのコラムのような作り方をするのか。私の考える理由です。
①の床工事を上棟よりも先行する理由は、工事しやすいからと思います。床下の設備配管をしてから床下の合板を張るのですが、壁や柱がないと運ぶだけでもかなり楽なのです。そんなに違うのかと思われるかもしれませんが、合板大きさは1.82m×0.91mで畳一畳とほぼ同じ大きさなので、ない方が早く工事できます。同様に設備の配管も工事しやすいのです。
また、基礎のコンクリートを打設、型枠を外した後、強度が出るまで乾燥期間が必要です。床工事はコンクリートを乾燥している期間に工事しますから、時間も無駄にならないで工事が早く進むのです。
次に④に書いた工事ですが、屋根の外周に広小舞を取り付ける工事はけっこう手間なのです。広小舞を取り付ける場合、広小舞をつけて軒先(ケラバも)を真っ直ぐにしてからから野地板を張りますから、広小舞の工事がある程度終わるまで野地板を張ることはできません。時間がかかるのです。
このメーカーも1階の床は上棟の前に張っていますから、雨が降ると床下に溜まるのです。また、上棟の日は職人がたくさん来ていますから、メーカーの都合としては屋根の野地板を張りルーフィングまで張って、なんとしても雨が入らないようにしたいためではないでしょうか。
結局、早く作ることそのために工事を簡単にするというのが理由ではないかと私は思います。
次回は、『使用期間を考えて作っているのか⑨~修理内容とその費用を考えないのか』です。
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