使用期間を考えて作っているのか③~余談 ジェットヒーターで乾かす
もう一つの現場は、大手ハウスメーカーの個人住宅です。上棟した日に通ったところ、屋根の野地板を張っていました。野地板は合板で軒先まで張っていました。次の日に見ると屋根はルーフィングが張られ鼻隠しも合板で作られていました。下の左の絵のような納まりです。
私が見た範囲では、以前から建売建売住宅ではほとんど軒先まで合板の野地板が張っています。でも、最近は大手ハウスメーカーの注文住宅でも同じような工事をしているようです。
何が問題かと思われるかもしれません。現在のように会社が住宅を建てるのではなく、大工が主に建てていた頃は(現在でも私はしています)、下の右の絵のように作っていました。
二つの絵で違う場所は屋根の先に広小舞という木材(合板ではありません)があることと、同様に鼻隠し板が合板でなく木材であることです。
広小舞を軒先に付ける理由は、軒先は雨の影響を受けて傷むためです。合板は薄い板を何層かに貼り合わせています。そのため小口(下図の→の面は)はその層が見えています。ちょうど2枚のウエハースでクリームを挟んでいる断面部分と同じです。この小口は合板の面に比べ水分が入りやすいのです(コラム「合板の使われ方④」参照)。
次回は、『使用期間を考えて作っているのか⑤~雨水の軒先での動き』です。
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