太陽光発電について⑬~二重設備(火力発電の代わりにはならない2)
新聞の記事で野口健さんが、亡くなられた石原元東京都知事が東京都の街路樹を50万本から100万本に増やし、ごみの島に植林(24万本)し、公立学校の校庭に芝生を植え、都条令で一定以上の敷地における建築工事に対し敷地内に緑化を義務付けました。おかげで屋上緑化は20年で東京ドーム50個分になったそうです。
コラム「太陽光発電について⑥」に書いたように植物は蒸散して気温を下げますが、ビルの屋上緑化はそれだけでなくビルの温度も下げます。屋上緑化は断熱材の役割をしますから、夏はビル全体の温度上昇も抑え、冬は暖かい温度を失われないようにします。冷暖房費を抑えるのです。また、雨水を一時貯め込むため下水に雨水が一気に流れ込むのを軽減します。
太陽光パネルは周囲の温度を上げ、20年ほどで寿命が来ます。屋上緑化はビルがなくなるか、用途を変えない限りなくなりませんから、期間は太陽光設備とは比べ物になりません。屋上緑化とは大違いです。
今の都知事は、太陽光パネルの設置を勧めています。屋上緑化するビルは減っているのかもしれません。2025年も夏は暑い、暑いとニュースになっていましたが、それなのに太陽光パネルを勧めている。暑いのは温暖化のためとしてしまい、コラム「太陽光発電について⑯」に書いたように太陽光パネルが一役買っているとは考えていないようです。
次回は、『増える夏型結露①~雑誌の記事から』です。
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