太陽光発電について2 ⑦~再エネをまだ増やす?

鈴木敏広

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テーマ:住宅の設備

国はCO2を減らすために火力発電は減らし、再エネを増やす計画です。2023年に23%だった再エネの比率を2030年には38%ほどにする予定だそうです。

再エネといっても風力や地熱は簡単に進みませんから、太陽光パネルが主になると思います。太陽発電が我国に向いていないことは前のコラムに書きました。
平地が少ない…コラム「太陽光発電について④」参照
雨が多い………コラム「太陽光パネルについて③」参照
地震が多い……コラム「太陽光パネルについて⑦」参照)

また、夜や雨の日は発電せず曇りは発電量が減る太陽光発電は,、使用量と発電量を同じに調整する電気には不向きで必ず火力発電のように調節できるバックアップ電源が必要です。バックアップ電源は、本来は動かして発電できる設備なのに再エネのために動かさないでいる、非常にもったいないことをしていることなのです(コラム「太陽光パネルについて⑬」参照)。
再エネはあくまで補助電源とすべきでした。

太陽光発電2⑦

おまけに太陽光パネルの95%は海外製といわれています。増やすほどお金が外国へ出ていくことになります。そのような設備を補助金や賦課金で助けている。2012年の時と大きく状況が変わっている、法律を変えるべきだと思います。①で書いた「電気工作物」から「建築基準法の工作物」にし、建築許可を必要にし、加えて自然環境に配慮するといった条件を加えるべきです。また、山の木を切ってパネルを据えたために、雨で土砂が流れるといった被害は全てその事業者に責任を負わせるべきです。

再エネを増やす。また、釧路(下の図参照)や阿蘇のように自然を壊すのでしょうか。

太陽光発電2⑧-2



次回は、『太陽光発電について2 ⑧~本当に省エネで環境にいいのですか?』です。


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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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