太陽光発電について2 ③~太陽光パネルの構造と解体

鈴木敏広

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テーマ:住宅の設備

現時点で設置されているほとんどの太陽光パネルはシリコン系のパネルのため、シリコン系のパネルについて書きます。

パネルは下の図のようになって言います。上からアルミフレーム、ガラス、封止材、太陽電池セル、封止材、バックシートです。封止材は太陽電池セルとガラスやバックシートを接着するためのものです。バックシートはセルを保護するために付けます。

太陽光発電2③

ですから、リサイクルするにはガラスからセルとバックシートを離すことになります。方法はたくさんあり、ホットナイフで封止材を溶かして分離する、ガラスを小さな粒で剥離する、分解炉で封止材を熱分解して分けるなどがあります。

後はセルと封止材の中からリサイクルできる使用できる金属、有害物質(シリコン系は鉛、ヒ素など)などと分けることになります。

含まれている金属の中に銀、銅が含まれているようです。上手に解体できれば高価格の金属が取り出せることになります。一つ心配なのはガラスが大量に出ますが、量が多すぎてリサイクルできるのかと思います。余ってしまうのではないでしょうか。

太陽光パネル以外にも、パワーコンディショナー、架台、配線、変換器など多くの部材を解体しなければなりません。


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