太陽光発電について⑳~余談3 CO2を減らせばよいのなら
8月にネットでニュースを見ていたら釧路湿原でタンチョウ鶴の裏に太陽光発電設備が写っている記事がありました(下図参照)。画面上に野口健さんのユーチューブの映像があり、とんでもない量のパネルが並んでいます。
この状況に釧路市は何をしているのかと思ったら「ノーモア・メガソーラー宣言~釧路湿原をはじめとする豊かな自然と再生可能エネルギーの調和を目指して~」をしたという記事があり、太陽光発電の設置を許可制にするそうです。何とか止めようとしているようですが、施行は来年と書かれていました。もっと早くしないと駆け込み申請するのではと心配です。
コラム「太陽光発電について①」に書いたように、このような問題は各地の社会問題となっています。
そもそもは2012年7月にK首相が施行した「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」が始まりです。この法律で太陽光発電設備等を建築基準法の工作物から除外したのです。建築基準法の工作物ではなく電気事業法の「電気工作物」となり、建築確認申請や開発許可もなしで開発、設置ができるようになったのです。
本当に愚かな改正(改悪としか思えない)としか考えられません。太陽光発電設備を設置する場所は私有地ならどこでも簡単に設置できるようしてしまったので、木を切っても湿原の近くで簡単に設置しているのです(下図参照)。植物を傷めない、生物に影響のない、環境に配慮した設置にしないといけなかったのです。
今年の3月に「太陽光発電について」を終えたばかりですが、あまりにひどい現状に急遽このコラムを書きました。短期間集中的にアップします。
※このコラムのリサイクルについては経産省と環境省の公開されている資料を参考にしています。
次回は、『太陽光発電について2 ②~なんと2億枚』です。
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