「長期優良住宅制度」のギモン2⑨~環境に合った住宅でないと
コラム「住宅の健康⑪」は約3年前に書いたのですが、このコラムのアクセス数は常に上位にあります。このコラムんに書いたように風通しの良いい家しか日本では残っていません。昔は高気密高断熱の住宅などありませんから当たり前ですが、逆に考えると風通しの良い家は長寿命なのだから環境に合っているといえます。
高気密高断熱住宅が長期間使用されたことがないのに長期優良住宅の性能として勧めている。日本で長期使用された住宅は風通しのいい家だけで高気密高断熱住宅が長期使用できた証拠はありません。ない以上、省エネ性能の中に「但し、内部結露を起こさないこと」という条件がないといけないと思います。
内部結露を起こせば構造材が傷み、断熱材の性能が落ちます。そうなれば性能は維持できません。環境にあった傷まない住宅でないと、耐久性を維持できない、つまり長期使用はできないと思います。
ここまで書いたように、長期使用できる住宅とは傷みにくい作り方で耐久性を維持し、性能がお落ちない、落ちにくい住宅だと思います。
次回は、『「長期優良住宅制度」のギモン2⑪~寿命が伸びたから考えを変えないといけない』です。
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