「長期優良住宅制度」のギモン2⑧~リフォームを考えて構造材にお金をかける
人の寿命が延びているのですから、長期間優良な住宅をつくることは時代に合っていて正しいと思います。そのために必要なことは新築するときに構造にお金をかけて環境に合った住宅を建てることです。環境に合っていて耐久性が高ければ「長期優良住宅の」にある性能も長い期間維持できるからです。
私が考える構造にお金をかけるとは具体的にはギリギリで作らないということです。このことは、いつかコラムを作ろうと思っていますが、10年以上前から下の絵のように壁を作るときに、小さな断面の梁を架けて窓などの開口部の部分だけ下から梁を足すような工事があるからです。
集成材で作るようになってからこのような工事が行われるようになりましたが、本当にこれでよいのか私には疑問があります。なぜなら梁など横架材には地震などの大きな横の力がかかったときに、耐力壁にかかった力を伝達する役目があります。つまり、梁などの水平時は変形してはいけません。変形するとかかった力を上手に分散できないからと思うからです。
次回は、『「長期優良住宅制度」のギモン2⑧~リフォームを考えて構造材にお金をかける』です。
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