長期優良住宅制度」のギモン⑥~傷みにくい、劣化しないような作り方2
日本の住宅メーカーやその他のオリジナル工法で建てられた住宅は全て「クローズド工法」です。コラム「オープン工法とクローズド工法⑪」に書いた新聞記事のようにどのようにして作られているか公開していない住宅は作った会社でないと直せません。新聞記事によれば建て主にも教えないようです。閉鎖的で施主を含めた他人には全く教えない姿勢は良いとは私には思えません。
日本で一番古い住宅メーカーDは1959年に初めてプレファブ住宅を発売しました。そのプレファブ住宅は離れの勉強部屋として売り出したのが初めです。わずか65年ほど前のことです。
建てられた勉強部屋は一部屋で、数世代にわたって使用するような住宅ではありません。当初はその程度の建物だったのです。その後一軒の家を作るようになりました。私は詳しく知りませんが、各住宅メーカーが建てた住宅で現在も使用している、50年以上使用している住宅はどれぐらいあるのでしょうか?
長期使用できるか否かは時間が経たないとわかりません。実績がない以上、数世代にわたって使用できないといけない長期優良住宅になるという根拠はないことになります。
最も古い住宅メーカーでもこの程度です。実績がない以上、クローズド工法の住宅が長期優良住宅にふさわしくないと私が言うことはおかしくないと思います。
※次回は「長期優良住宅制度」のギモン2を一時休止して、5月9日に起きたレッカー転倒事故についてのコラムです。「長期優良住宅制度」のギモン2⑦は7月に再開します。
次回は、『レッカー転倒の事故について①~事故の状況』です。
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