省エネ基準の改正について⑦~ライフサイクルアセスメントという評価方法
家が傷む原因として前回の雨漏りにつづき今回の結露があります。特に「内部結露」を起こすと簡単に見つからず、発見したときには手遅れになっていることがあります。
特に高気密高断熱住宅で建てられている住宅の構造材は内装材と外装材の中で挟まれた状態です。中でも壁は厚みが少なく、そこに厚い断熱材を入れると空気に触れることがほぼありません。空気に触れないということは乾かないことになります。内部に空気がないことありませんから、私が採用している「WB工法」のような通気する工法でない限り、内部結露しない理由はないのです。
高気密高断熱住宅では内部結露すれば作り方によって差はあるものの必ず構造材に何らかの影響がでると私は思っています。本来、日本では結露は冬に起きることでした。しかし、高気密高断熱で室内に冷房を入れ外気と温度湿度ともに大きな差ができれば、夏型結露が起きる可能性は大きいと思います。
①に書いた項目を見ても家が傷むということはほとんど考えないで、住む人が快適に住むことができることが優先されていると思います。本当は住む人が快適に住めるようにまず雨漏りや結露しない家を建てないといけません。それには傷みにくい家にならなければならないと思います。
次回は、『「長期優良住宅制度」のギモン⑦~直せるとは』です。
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