省エネ基準の改正について⑦~ライフサイクルアセスメントという評価方法
前回の耐久性とは主要な部分がどれだけ長持ちするかということになると思います。主要部分ですから内装外装などよりも柱や梁など構造的に大事な部分の劣化(傷まないこと、性能が落ちないこと)が大事です。また、基礎や地盤の良いことなども大事なことです。
現在では地盤調査すること、地盤が弱ければ地盤改良できます。基礎は今では鉄筋コンクリートで、大地震や何らかの大規模な地盤沈下でも起きない限り、大丈夫と思われます。コンクリートの強度も以前見た雑誌(廃刊になったホームビルダー)では(記憶が不確かですが)築40年程したした基礎のコンクリートの強度を実験したところ、コンクリートはアルカリ性から中性になっていても強度は十分あったと書かれていましたから、60年、70年間強度は大丈夫と思います。
残るは基礎より上となります。木造住宅では何より柱などの構造材が傷まない、劣化しにくいこととなります。そのためには
・傷みにくい、劣化しにくい材料を使用すること
・傷みにくい、劣化しないような作り方
・傷んだり、劣化したら直せること
の三つが大事だと思います。
次回から上記の3項目についてです。
次回は、『長期優良住宅制度」のギモン④~傷みにくい劣化しにくい材質とは』です。
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