省エネ基準は検証しなくていいのか③~ベルリンと札幌を比べると
最近、以前とは違う順番で建てられるようになりました。もちろん、私の工務店でも採用している木造在来工法の話です。
前回書いた、メーカーの工事は雨が降っても品質には関係のないようにしているかもしれないので、このコラムでは取り上げません。入った雨が乾くような仕組みがあるとは私は思いませんが、コラム「オープン工法とクローズド工法」に書いたようにメーカーについては情報を公開していないため、確かめることはできません。
最近、よく見る家の建て方は以下の通りです。
1 基礎工事
2 床下配管工事
3 1階床下地工事
4 1階外壁下地工事
5 2階床下地(耐力壁)工事
6 2階壁下地工事
7 屋根下地工事
8 屋根工事(ルーフィング張工事含む)
9 外壁下地(サッシ取付含む)
10 外壁(透湿防水シート張工事含む)
11 内装
内装工事が終われば流し台、照明などの設備を付けて完成となります。
④~⑦はレッカーを使い一日で工事します。プレカット工場で壁や床をパネル化して組み立てる業者が増えています。屋根の下地は同日に行わない場合もあります。5の(耐力壁)と書いてあるのは、パネル化した板がそのまま耐力壁なるからです。
③~⑦の下地工事とは、屋根、床、壁(外壁、内壁)の仕上げ材を張るために行う工事のことです。
※木造軸組み工法は、柱や梁などの部材に床、壁、屋根を作るため様々な作り方があります。上記の工事は私が見た建売住宅の現場の工事の順です。プレカットの普及が進み、どこまでプレカットするかで工事の順番が変わっています。このコラムは、私が見た上記の工事について書いていきますが、業者によっては現場作業を減らすためプレカット工場で作る部品を増やしている業者が増えています。
次回は、『最近の家の建て方(順番)について③~下地工事とは』です。
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