省エネ基準は検証しなくていいのか②~コラム「高断熱より結露対策」と「夏型結露2」の例
国は住宅を作っては壊してまた建てるいわゆるスクラップ&ビルドではなく、住宅を長期に使用するように様々な手を打っています。空き家も直して使うことなども考えているようですが、私は中古住宅市場ではオープン工法とクローズド工法とに分けるべきだと思います。
クローズド工法で建てた家は④に書いたように他で直せないのですから、その業者が仕事を続けているまでが寿命です。その業者がなくなったら数年は住めるのかもしれませんが、遅かれ早かれ解体するしかありません。
オープン工法の住宅なら手を入れていれば、使い続けることができます。寿命はいつまでという期限はありません。特に木造軸組み工法は、費用さえかけられれば耐震補強も間取り変更も可能でリフォームに適した工法です。
中古住宅に最も大事なことは、リフォームできることなのです。リフォームできない、できなくなる家を中古住宅としても販売すれば、買った人が損をするだけです。
だから、中古住宅市場ではオープン工法とクローズド工法とに分けるべきだと思います。
次回は、『オープン工法とクローズド工法⑨~住宅の履歴書について』です。
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