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続 つかさや工事日記5~トイレA 詳細図 

鈴木敏広

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テーマ:つかさや工事日記

建物の状態がわかるようになったので、正確な図面を書くことができます。今までは、壁にタイルが貼ってあったため、解体しないとタイルの下地はモルタルがどれぐらいの厚みなのか分りませんでした。床には150角のタイルを貼る予定です。あまり小さなタイルが入らないようにするためには、壁の仕上がりを決めないといけません。うちの職人だけでなく、他の職人にもわかるような詳細図が必要です。一枚の詳細図を
共用することで職人達も意思統一ができますし、トイレAは調理場の横、なるべく手直しの仕事がないように工事を進めたかったからです。
つかさや②-5
トイレAも鉄筋の建物です。便器の横にコンクリートの柱が出ています。コンクリートの柱のところを便器と手洗いを境にして袖壁を作る予定ですが、袖壁の納まりと床のタイルが小さいものにならないようにするのが難しいところです。
特に手洗い下の段差を付けるところは、トイレに入って一番目につく場所です。大きなタイルを貼るように普通の図面では、100分の1で描きますが、今回は、より分かりやすいように5倍の20分の1の図面を描きました。現場の職人には、入ったところのタイルが150角になるべく近く、10センチよりも小さいタイルが入らないように壁の下地を組むように指示しました。

次回は、「続 つかさや工事日記6~トイレA 天板の塗装」です。


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鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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