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堀野温代(ほりのはるよ) / 「声」の指導者

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コラム

瞑想ボイストレーニング MEDITATION VOICE TRAINING

2020年5月14日

テーマ:声、身体、流れ

コラムカテゴリ:スクール・習い事

第1章

       西洋人の考える{声}とは?

1、声は誰のものであっても文句なくいい。
2、「オペラは我が国、イタリアで生まれたものだ」という誇りを強くもっている。{もちろんその通りですが}
3、誰もが心から音楽を愛している。
4、大小問わず街でいつも音楽会があり、子供の時からよく音楽を聞いている。
5、教会が多く、週末やクリスマスなどの行事のときなど必ずコンサートがある。{若い演奏家はこのようなところでよく歌う。
6、コンクールは重視しない。
7、うまくても、へたでも、そのとき次第を楽しむ。
8、「私はうまい」とうぬぼれている人を見かけない。
9聴衆も拍手のかたちでコンクールに参加することができる。
10、オペラ上演中、歌手の調子が悪くなると、野次がすごい。

イタリアでは、一般の人でも、発声、声、表現、姿勢などについての関心が高く、歌に関しては歌詞の内容もよく知っていて、歌を題材にああだこうだとよく議論もしています。


まるで古代ギリシャの学堂をアリストテレスとプラトンが話しながら歩いているあの絵のように。


つまり、日本人と比較すると西洋人は、「音楽は文化、歴史である」という意識が明らかに強いということが考えられます。
  以上を踏まえると、日本人は歌を歌う表現者として
  {自分が音楽の本質を理解しているか」ということを意識することが重要になってきます。

音楽は心理劇ですから、たくさんのテクニックが必要となります。
しかし、テクニックだけでは不十分で、そこに、{心}が伴わなければ全く意味がないのです。


          心は体に本質から働きかけます。

よく{心から歌いなさい!}と言われますが、日本人と西洋人との比較から、我々日本人は「音楽」に
対する意識が異なるとわかりますね。

日本人はもっと深く音楽について考える必要があると私は強く感じます。

そして、歌に関する悩みは、心から歌うことで解消するものです。


呼吸法{息の吸い方、吐き方、止め方など}をコントロールできさえすれば、音楽は素直ですから、
自らの表現世界に入っていきやすくもなります。


そして、コントロールがうまくできるようになって、初めて音楽は楽しいと感じられるのです。


日本人は技術に偏りがちですが、音楽では技術と心の両立が大切です。両方のバランスを取ることがこれからの時代は特に重要となることがここからわかりますね。

「歌いたい!」と強く思うときこそ技術を優先に考え、技術で頭がいっぱいのときこそ心から歌う必要が
あるのかもしれません。


日本人は歌の本質を理解されていないかたが多いからこそ、心から歌うことが重要になってきます。

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