マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1787《子や孫に語り伝えたい本当に大切な事「しきたり②」》

2019年1月22日

テーマ:日常生活におけるマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

日常生活でもビジネスの世界でも「しきたり」とは切っても切れない関係にありますが、では改めて「しきたり」とは何かに触れてみます。

耳にした口にすることは多々あります。
しかしいざ明瞭簡潔に「しきたり」の意味を説明せよといわれたら自信ない方も多いと思います。

このような言葉はなにかとおぼろげになりがちですが、平たく言えば「しきたり」とは「昔から(前々)からそのようにやってきていること」と認識したらいいでしょう。

よく似た言葉に「慣習」があります。

「しきたり」も「慣習」も明確な違いは辞書を引いてもよく理解できませんが、慣習は「いつもそのようにする決まりになっている」ことと微妙に表現が異なるようです。

神経質になることはないと思いますが、いずれも国や地域や家庭といった複数が関与しますが。

ちなみに生活の中で繰り返し行っていることを意味する「習慣」は、一個人にも使用できる言葉です。

前回「しきたり」は神道、仏教、キリスト教など宗教の影響が大きいと述べましたが、無神論者も多いと思います。

しかし日本で生活していれば、知人、友人、身内の人が結婚するとなると、紅白の水引に熨斗がついた祝儀袋にお金を入れてお祝いしたり、披露宴で鯛を食べたりすることは多いと思います。

また合格祝い・入学祝・長寿の祝い等で赤飯を焚くこともあるでしょう。

加えて葬式には黒い服で参列すると思います。

そもそも神道と仏教を信仰し、国土の7割以上が山林で覆われ、四季が豊かで、稲作を中心とした農耕文化で栄えた日本のしきたりは、神様や仏様、そしてご先祖様に対して、祈りをささげるとともに、感謝の気持ちを表すために、様々な行事を通じて伝わったものです。

従って「しきたり」とは、生活の営みとともに生まれた「祈り」や「感謝」と言っていいでしょう。

なにしろ現代のように科学には無縁の時代ですから、大風が吹いたり、雷が鳴ったり、大雪や大雨に見舞われるたびに、それらを鎮めるために祈りをささげたと思います。

次回に続きます

この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話1787《子や孫に語り伝えたい本当に大切な事「しきたり②」》

© My Best Pro