マナーうんちく話1724《職場の人間関係の築き方③「好感のもたれる身だしなみ・態度・表情」》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:人間関係を良好にするマナー

「見た目」は相手に好感を与える意味においてとても大切です。

清潔感の漂う身だしなみを心掛けて下さい。
ちなみに《ファッション》は自分目線、《身嗜み》は相手目線です。

特にビジネスマンにとっての《第一印象》は重要だと心得て下さい。
また「服装は人を作る」ともいわれます。

堅苦しく考えることはありませんが、スーツ、ワイシャツ、靴下、靴、ネクタイなどは常にチェックしてくださいね。

相手の弱点を見つけてつけ込むことを「足元を見る」といいます。

昔、駕籠かき屋が街道筋や旅籠などで、旅行客の足元の汚れ具合を見て、その人の疲れ具合を判断し、汚れがひどい人は疲れが蓄積しているので、料金を高くしたことに由来しています。

今でも足元が汚れている人は、相手からよく思われないということです。
くれぐれも靴のチェックをお忘れなく・・・。

勿論業種、業態、社風や部署により求められる感性は異なるかもしれませんが。概ね清潔感を大切にしていただきたいものです。

日本は世界屈指の物が豊かな国です。
食べ物もあり余り「今日は何を食べようか」といつも楽しめるように、服装も「今日は何を着て頑張ろうか」と、服装を楽しめるようになればいいですね。

ただしあまり決めすぎて、ひとりだけ目立ちすぎて、先輩や同僚から顰蹙を買うようでは元も子もありません。
職場の空気をよく読み、TPOに応じて、清潔感のある装いで、シャキッと決めて下さい。

そして服装が整えばそれに応じた、立ち居振る舞い、態度、表情にも注意が必要です。腕や足を組むとか、不愛想な態度は感心しません。

加えておどおどした口調で、小さい声で、語尾がはっきりしない会話もしかりです。はきはきと、爽やかな、元気のよい会話を心がけて下さいね。

そして最も大切にしていただきたいのは「明るい笑顔」と「美しい姿勢」です。
《笑う門には福来る》と言いますが、この門は家庭を意味します。
しかし職場でも同じでしょう。

職場に前回触れた、「先手必勝の挨拶」と「ありがとうの言葉」と「笑顔」があふれていれば、おのずと人間関係はよくなり、そこには多くの人が集まり、楽しいコミュニケーションが生まれ万事うまくいくでしょう。

最後に、身だしなみ、態度、表情、立ち居振る舞いのポイントを一言で表現すれば「健康的」ということです。

清潔感漂う服装、美しい姿勢、明るく元気で爽やかな笑顔、はきはきした口調・・・。
こんな人は先ず職場で嫌われることはないでしょう。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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