マナーうんちく話1719《職場の人間関係はよくなる!自覚と前向きな努力が大切》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:人間関係を良好にするマナー

世界屈指の長寿の人生を心豊かに生きていくには、「愛する人」と「仕事」に恵まれることはとても大切です。

両方が叶えば鬼に金棒ですが、ここでは仕事上の人間関係がテーマです。

職場で出世したいとか、やりたい仕事に就きたい人は多いと思います。
さらに仕事で多額の金を稼ぎたいと願う人も珍しくないでしょう。

しかしいくら出世しても、いくら稼いでも、いくら携わっている仕事が好きで価値あるものでも、職場で『良好な人間関係を築いている』ということには及ばないと考えます。

逆に言えば、生活の大半を占める職場で良い人間関係が築けていたら、幸せ感を感じることが出来るということです。

職場の人間関係は単に精神面のみならず、様々な場面でも多大な影響を受けます。前にも触れましたが、現役時代における仕事の在り方は人生に多大な影響を与えるということです。

高校生、専門学校生・短大生、高等支援学校生、大学生生、さらに中途就職希望者など、様々な人の就職及び再就職支援に関わって10年以上になりますが、人間関係作りが苦手な人が目立ってきた感が有ります。

そればかりか、まだ学生なのに人と交わるのが苦手という若者も珍しくない気がします。ゆゆしきことですね。

加えて就職はしたものの、職場で良好な人間関係が築けなくて職場を去った人も増える一方だと感じています。

特に苦手な上司や、とっつきにくい先輩、加えていじめや妬みや陰口などがあれば、心もくじけるかもしれませんね。

しかし職場は小学校や中学校と異なり実に多種多様な人がいます。

年齢、性別、役職、給料、価値観、人生観、環境、仕事の内容や責任の度合い、経験年数などみな異なります。

「みんな仲良く」は難しくて当たり前です。
さらに男性は縦社会にこだわる傾向がありますが、女性はむしろ横の関係を大切にするようです。

そんな中でいかにいい関係を築くか。

デジタル機器の発達は仕事を飛躍的に進歩させましたが、人間関係を希薄にした面もあります。

古今東西人間関係の基本の基本は「対話」です。
人間関係の大切さを認識するとともに、前向きな対話を心がける努力は大切にしていただきたいものです。

次回はその具体策に触れます。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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