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平松幹夫

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コラム

マナーうんちく話1694《傘にも感受性と素敵なマナーを》

歳時記のマナー

2018年6月28日

しとしとと降る長雨を恵みに、梅の実が黄色く熟す頃。
中国ではカビが生えやすい時期の雨だから「黴雨」と書くこともあったようですが、日本人は持ち前の感性で「梅雨」と名付けました。

梅は日本人にとって昔から大変なじみの深い花で、厳寒の頃、百花に先立ち、いち早く咲いてくれるので「春告げ花」と呼ばれます。

ちなみに梅は万葉集でも萩に次いで沢山詠まれています。
昔から梅が、いかに貴重な存在であったか容易に想像できますね。

その梅も現在では花を愛でる「花梅」と、実を食用にする「実梅」に分類されているそうですが、この季節だけしか手に入りません。しかも国産です。

ところで雨の日が多くなってくると「傘」と縁が深くなりますが、今回は《傘のマナー》に触れておきます。

傘のマナーといえば、江戸しぐさの「傘かしげ」を思い起こす人も多いと思います。

江戸の町は世界屈指の綺麗な街だったといわれておりますが、ごみを捨てる、唾を吐く、そして加えタバコなどは、とんでもない行為と捉えられていたのでしょう。

時代劇でもよく見かけますが当時、庶民は高貴な人に土下座をしなければならなかったようですが、江戸の町ではすれ違うことが許されていたとか・・・。
道路が停滞しないためだそうです。

その道路も一歩奥に入ると細い路地が密集します。
雪の日や雨の日に、傘を差した状態ですれ違う時は大変です。

だからすれ違う時には互いの傘を外側に傾けて、体に雫がかからないようにしたわけですね。

江戸時代の傘は「番傘」だったので、互いの傘がぶつかって損傷しない意味もあったようですが、大前提は互いが「譲り合い」や「思いやり」の気持ちを発揮することにほかなりません。

番傘とは和紙と素材の竹の利点を生かした、飾り気のない丈夫な傘で、江戸時代に庶民に広く愛されていたようです。

現在はビニール製の手ごろな傘が好まれているようですが、傘かしげのようなマナーは殆どの人が発揮されるでしょう。
相手が傘かしげのマナーを発揮してくれたら、「ありがとうございます」の言葉を発したいものです。
頭を下げるだけでもいいと思います。

またビニール傘の先は危険を伴います。
傘を広げるときには上に向けずに、傘の先を斜め下に向けて開くといいでしょう。

問題は商店街、駅、電車やバスの中のように、人が密集する場所での傘の扱い方です。

このようなところではくれぐれも、閉じた傘を水平に持たないことです。
可能な限り体に密着させ垂直に持ってくださいね。

ちなみに当たり前のことですが、傘は使用するときに広げて、使い終われば閉じます。

閉じた状態の時に、いかに美しく扱えるかが傘に関する上手なマナーです。
自分の傘が周囲の人に迷惑をかけないように、くれぐれも心がけて下さいね。

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