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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1541《「ありがとう」の連発が人生を好転させる》

2017年10月13日

テーマ:日常生活におけるマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

秋雨前線の影響でしょうか?
気温も急降下し本格的な秋の訪れが実感できますが、暦の上では菊の花が咲く時期です。

また虫たちは冬を越す準備を始めます。加えて雁が渡ってくる頃でもあります。
人が秋の風情を楽しんでいるときに、自然は冬支度にすでに取り掛かっているということです。

虫は人間には感じない特別な能力があり、何らかの方法でいち早く冬の到来を敏感に読み取るのでしょうか。
昔の人もそうかもしれませんね。

今では暖房器具も照明も発達しており、冬の寒さや長い夜の黒さはさほど苦になりませんが、食べ物も暖房器具も十分でなかった時代には、冬は私たちが想像する以上に辛くて過酷なものだったようですね。

特に昼の長さが一番短くなる冬至の日は最悪だったと思います。
それ故に冬の到来をいち早くキャッチして、それに備える必要があったわけです。

しかし今でも多くの国では食べ物や住むところに不自由している人はたくさんいます。
テレビに映る難民生活を余儀なくされている人もしかりです。

政治、経済、宗教いろいろな要因が考えられますが、このような時代と国で生まれ生活できることに、あらためて感謝したいものです。

そして感謝の気持ちを抱き、気持ちの姿勢が整うと、それをきちんと言葉で発したいものです。

ところでわたしたちは日常においては、常に「サービスを提供する側」と「サービスを受ける側」にいます。

つまり絶えずサービスを提供したりされたりしているわけですが、それをはっきり認識することは少ないかもしれませんね。

仕事ではクライアントにサービスを提供しますが、コンビニに買い物に行けばサービスを受ける側になります。

日本ではサービスを受ける側が上位と捉えがちですが、サービスを「提供する側」と「受ける側」はあくまで対等であるという意識がいいですね。

そしてサービスを提供する側と受ける側に「感謝」の気持ちが存在することが大切です。
「サービスを提供させていただく」、「サービスを提供していただく」という気持ちを持つことでしょう。

喫茶店が舞台です。
サービスを提供する側(喫茶店)は、来店したお客様に「数ある店の中でようこそうちの店に来ていただいてありがとう」の気持ちを込めて、笑顔で「いらっしゃいませ」の言葉とともに迎えてくれます。そして水とお絞りを運んでくれます。

この時、サービスを受ける側は、笑顔で迎えてくれてありがとう、そして冷たい水とお絞りを持ってきてくれてありがとう、という感謝の気持ちがあれば自然に「ありがとう」の言葉が出ます。

お絞りと水を黙って受け取るか、「ありがとう」の言葉を添えるかでは雲泥の差があります。

この時「お絞りが冷えてない」などと不平を口にするのは最悪でしょう。
お絞りも水にも料金は発生していないわけです。

コンビニでの買い物の時もしかりです。
弁当を買って「ありがとうございます」と言われれば、買ったほうも「ありがとう」で返します。

ありがとうの言葉は、発するほうも、発せられる方も、それを周囲で聞く方も心地よくなります。
サービスを提供する側も、される側も、互いに「ありがとう」の言葉が自然に出るようになれば、世の中さらに明るくなります。
これがマナーの効力です。

今日一日「ありがとう」を何回発したか?
多いほど幸福度は高くなるでしょう。

この記事を書いたプロ

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