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コラム
マナーうんちく話1509《改めて考えたい「終活」の意義と意味②》
2017年8月13日
【終活の捉え方】
人生の終わりに向けて自分らしい終わり方ができるように、身も心も元気なうちにとる様々な準備や、そこに向けた人生の総括である終活には二つの側面があると思います。
先ずは世界屈指の長寿社会において残された人生を「いかによりよく生きるか」です。
ここでの生き方は、残された長い人生をいかに「よりよく生きるか」ということと、理想的な「逝き方」を意味します。
いかに生きるかということといかに死ぬかについては表裏の関係にあるので、自分の夢や希望や理想と、あとに残された大切な人の幸せのバランスを上手に考える必要があります。
次は「残された家族や大切な人が困らないため」です。
したがって本来あるべき「終活」はこれらがうまく調和することではないでしょうか。
【知識を身に着け本質を見抜く力が大切】
最近「終活」に関する多彩なイベント一年を通じ大々的に開催されていますが、販売目的のものが多く「〇〇にいくらかかる」というように数字での提示が多く見かけます。
「終活フェア」に参加して、セカンドライフをいかによりよく生きるかという話はあまり耳にすることはありませんね。
つまり精神的なものに触れているものが少ないようにおもうわけです。
儲けにつながらないからでしょう。
繰り返しになりますが、とにかくすべてにおいて情報過多の時代です。
加えて、センセーショナルな報道も珍しくありません。
「終活」に関してもしかりでしょう。
ある程度知識を身につけ、ゆとりをもって本質をつかんでください。
そして総合的に取り組んでいくことを大切にしていただきたいと思います。
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