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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1479《「オレオレ詐欺」をマナーの視点でとらえると・・・。①》

2017年6月12日

テーマ:日常生活におけるマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: おもてなし サービスおもてなし 講座

日本は今世界屈指の長寿の国になりました。
長寿は人類永遠のテーマであり、それが世界に先駆けて達成できたことは喜びでもあり、目出度いことでもあります。

但し長寿の国は裏を返せば高齢者の多い国です。
65歳以上の高齢者の占める割合が総人口の7%に達すると「高齢化社会」、14%に達すると「高齢社会」、そして21%を超えると「超高齢社会」と呼びます。

日本は1970年には7%、1994年に14%、2007年には21%になり、平均寿命、高齢者数、高齢化のスピードの3点において世界一の高齢者社会と言えます。

こうなると「礼節の国」であり、「おもてなしの国」である日本は世界の良き見本にならなければいけませんね。

しかし現実には今まで経験したことのない深刻な課題に直面しています。
超高齢社会の特徴は「独居高齢者」が多い社会ですが、それに連れ「孤独死」「無縁仏」等と言われる由々しきキーワードが産まれました。

加えて、一人暮らしを余儀なくされており、話し相手がほしい高齢者をターゲットにした「悪徳商法」新たに産まれました。

年を重ねて来ると何かと心配事や不安が多くなります。
健康に関する悩みもそうでしょう。

また老後を少しでもゆとりを持って過ごしたいので、お金も増やしたいと考える人も少なくありません。

そんな高齢者の心理を巧みに利用した、巧妙な手口の詐欺は衰えることを知りません。

騙されて嘆くより、現状と傾向、騙しのテクニックなどを研究し、具体的な知恵を備えておきたいものです。
「備えあれば憂いなし」です。

そこで「オレオレ詐欺」をマナーの視点で考えてみます。

オレオレ詐欺は知らない人は珍しいと思いますが、子や孫になり済まして電話を掛け「オレオレ」と言って、「不都合を起こしたので急にお金が必要になった。
だからATMから振り込んで」などとお願いするケースが一般的で、平成15年頃に始まり、翌年には「現代用語の基礎知識」に載るようになりました。

最近ではさらに複雑になり、宅配便や、わざわざお金をとりに来るケースも増えているようです。

子や孫が窮地に陥れば何とかしてやりたいと思うのは古今東西普遍でしょう。

しかし冷静に考えてみて下さい。
金額があまりにも大きすぎます。
一人何百万円も騙されているのが現状ですが、こんな大金を「本人の顔を見ないで」出して本当にいいのでしょうか?

一方大金を要求する方は、こんなマナーを欠いた方法はないでしょう。
直接相手と向かい合って、顔を見てキチンと理由を説明して平身低頭でお願いするのが筋だと思います。

次回に続きます。

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