マナーうんちく話266≪食文化と世界三大食法≫
「沈黙は金」という古い言葉が有ります。
同様な言葉で「雄弁は銀、沈黙は金」という言葉もあります。
恐らく世界中に似た言葉が沢山有ると思います。
とくに多弁な国では、雄弁よりも「沈黙の意味の大切さを忘れないように」注意喚起する意味かもしれませんね。
「沈黙する事は、銀より価値の在る金にも例えられる」という意味で使用されますが、確かに長い人生には「如何に雄弁に話すかより、沈黙を保つかのほうが大切になる局面」は多々あるでしょう。
ふがいないその一言が、相手の尊厳を大きく傷つけ、人間関係に亀裂が入ることもあります。
発した本人の人生を狂わせることもあるかもしれませんね。
加えて「縁の下の力持ちになる時」や「噂話で場が盛り上がっている時」や「自慢話をしたくなった時」などは、沈黙が功を奏するかもしれません。
サラリーマンだったらなおさらかもしれませんね。
今話題になっている獣医学部新設しかりでしょう。
事実を知りたいのは多くの人が望むところでしょうが、言いたくても言えない面も多々あるのでしょうか・・・。
すっきりしませんね・・・。
しかし食卓やパーティー会場などではどうでしょうか。
日本は食料自給率がカロリーベースで39%を推移していますが「飽食の国」であり「美食の国」です。
世界の中でも飛びぬけて贅沢な食生活をしていると思います。
但し食材やカロリーの摂取においてはそうですが、お世辞にも「楽しくて賢い食事」とは言えないと思います。
「コケッココ(鶏)症候群」がそれを物語っています。
特にパーティーが苦手という人は多いのではないでしょうか。
勿論ご馳走が食べられることに異を唱える人は殆どいないでしょう。
パーティー会場では何を、誰と、どのように話したらいいのか?解らないからでしょう。
パーティー本来の目的はご馳走を美味しく食べることもそうですが、共に交流を深め、共に理解する事にあります。
だから機会が多ければ多いほど理想です。
アルコールが程良く会話を助長させ、会話に花が咲くのがパーティー会場です。
だからご馳走を囲んでも、多くの人が黙々と食べるだけでは楽しくありません。
パーティーの場では、あらゆる話題が出るでしょう。
芸能、音楽、趣身さらに時事問題や政治や宗教のことも話題になります。
では、パーティー会場では基本的に、政治・宗教等には触れないのがマナーだと言われておりますが、本当にそうでしょうか?
次回に続きます。