マナーうんちく話1240《うどんや蕎麦の食べ方にもマナーがあるの?》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:和食テーブルマナー

ところで麺類を食べる時に気になることはありませんか?

うどんやそばやラーメンを食べる時に一番気になるのは「音」でしょう。

日本では「音を立てて食べてもいい」という暗黙の了解があるようですが、だからといってぞんざいに食べていいとは言えません。
なるべく音は立てない方がいいと思います。

普段から自分が食事をする際どんな音を出しているのか?
時には気にかけてみるのも大切です。

すする音、咀嚼の音など、食事には色々な音が発生します。
他人の音は気になるけど、意外に自分の音には鈍感になりがちです。

大きな音を立てると、どうしても汁が飛びやすくなります。
だからできるだけ音をたてないようにすれば、汁を飛ばして食卓を汚す心配が無くなります。

特にうどんは汁がはねやすいので、「れんげ」等が付いていたら、れんげに乗せて品良く食べることもお勧めです。

また汁を飲む時には、箸を持ったままれんげを使用するのではなく、右手にれんげを持ち変えて、汁を味わうことに集中して下さい。

うどんやそばやラーメンは「すする」という文化がありますが、最初から多くの麺を取り上げると、口の中が一杯になり大きな音になります。

適量を心掛けて下さい。
特に女性の場合は箸先1㎝ですくう麺の数は、3本から4本くらいが妥当だと思います。
勿論太さにより調整して下さい。

スパゲティーを食べる時も同様です。
3本から4本くらいの少なめの麺を取ってフォークで巻くときれいに巻けます。

これが丁度一口で食べられる量だと思いますので、是非試してみて下さい。

なお、江戸中期になると「濃い口醤油」が発明され蕎麦文化に大きな影響を与えたと言われていますが、蕎麦は香りを楽しむことも大切です。

だから様々な「うんちく」や「粋な食べ方」があるようですが、うどんにはあまりありません。
音に注意して、気軽に美味しく食べて下さいね。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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