マナーうんちく話494≪和顔愛語≫
新年度を迎えて、新しい学校や職場に飛び込んでいく人も多いでしょう。
異動や転勤の方もしかりです。
4月は「出会いの季節」と言われますが、人付き合いが苦手な人にとっては何かと気苦労も多いと思います。
慣れない環境で心配事や不安も多いと思いますが、何事も始めが大切です。
そこで、改めて好感の持たれる「第一印象」のポイント等に触れておきますので、参考にして下さい。
これから様々な人に出会うわけですが、初対面同士の人が、他者を「どのような人物か?」と判断する基準はまちまちです。
しかし同じ条件でも、伝わってくる情報の順番により、受け取り方が違ってくることが立証されています。
つまり、最初に好感の持たれる印象を伝えればいいわけです。
新しい学校や職場で好感を持って頂くためには、「第一印象」が如何に大切かということです。
「人は見た目ではなく中身だ」という理屈も否定するものではありません。
中身はとても大切です。
しかし中身を理解するにはとても時間がかかります。
その点、第一印象は瞬時に理解できます。
「人は見た目が9割」という本がベストセラーになりましたが頷けますね。
入学した人同士、入社した人同士と先輩等は、互いに相手がどんな人か様子を見ます。だから、最初に「どんな印象を与えられるか」は、これから先の方向付けにとってとても大切です。
「最初が肝心」と言う言葉があります。
「最初の印象や最初にとった行動が、あと後にまで影響を与えることになるので、細心の準備で取り組みなさい」という教えです。
「見た目」と「心構え」を大切にして下さいね。
そして見た目とは「健康そう」に見えるということです。
具体的には、清潔感の漂う服装、明るい表情、美しい姿勢、元気の良い口調等です。
心構えについては「先手必勝の挨拶」をお勧めします。
挨拶をされたらするのではなく、自分から前向きの挨拶を心掛けて下さい。
これだけを実行して頂くだけでこれから先が大きく異なります。
理屈より実行です。