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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1190《気になりませんか?過剰敬語①》

2016年3月24日

テーマ:日常生活におけるマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

突然ですが、次の「」内の言葉遣いをどう思いますか?

お客様の接待でレストランを利用しました。
接待役の人が、お客様に向かって、この店は海の幸、山の幸も両方美味しいですよと説明して、メニューを提示しながら「何を召し上がられますか?」と伺いました。

この言い方は如何でしょうか?

日本語は世界的にも非常に長い歴史を有しています。
そして大変美しい言葉ですが、同時に難しい言葉でもあります。
恐らく使いこなすことが世界中の言葉の中でも、最も難しいのではないでしょうか。

「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の3種の文字があり、それぞれの役割があるのですべて理解しなければなりません。

加えて、「書き言葉」に「話し言葉」が存在し、話し言葉には丁寧語や敬語があり、相手により使い分けなくてはいけません。
文法もややこしいですね。
多彩な表現力が要求されます。

英語やフランス語などでは1000語理解すればかなり会話が出来ると言われていますが、日本語はそうはいかないでしょう。

しかし不思議に思うことがあります。
日本国内において「英語」に関する産業、例えば英会話教室、英語塾、英語辞典等は非常に沢山存在しますが、日本語教室の用に日本語をキチンと教える産業はあまり見かけませんね。

和室のマナーや和食のマナーも「思いやりの心」が凝縮された世界に誇るマナーですが、難しいので敬遠する人が多いのが実情です。
また、素敵に発揮できる人も少ないのが現実でしょう。

日本語もそうではないでしょうか?

特に尊敬語、謙譲語、丁寧語などの敬語の使い方は、幾つ歳を重ねても上手に使えません。

国際化に備えて英語を勉強しようとする意気込みは感心しますが、それにより日本語がおろそかになるのは感心しませんね。

特に敬語などは誤った使い方をすると、かえって相手に不快感をあたえかねません。つまり敬語も使い方によっては、逆効果になると言うことです。

敬語は使えばいいモノではなく、正しく使いこなすことが大切です。
二重敬語や過剰敬語に注意して下さい。

二重敬語とは一つの単語について、敬語を二重に使うことで、日常会話でよく経験します。

冒頭の使用例ですが「何を召し上がられますか?」は、「食べる」の「召し上がる」と、「られる」の二重敬語です。

「何を召し上がりますか?」の方がすっきりしますね。

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